理性 vs 直感
おやつが止まらない。
毎日、いつでもおやつ食べたがりな食いしん坊なので、自分の食欲について考察してみる。
朝食・昼食・夕食後のデザート感覚で、小さな小袋のクッキーやおせんべいをぱくり。
すると、脳が幸せを感じて「もっと欲しい!」と感じる。
これは、口に入れるとすぐ味覚から脳に信号が伝わって、即座に湧き上がる感情。
一方、口から入った食べ物が胃や腸、その他消化器官を経て、満腹感を感じるまではタイムラグがある。
この間、目の前にお菓子があったら、思うがまま手を伸ばして食べちゃう。
過食スイッチが入ってるから。
しばらく食べ続けて満腹感や苦しさ・気持ち悪さを感じたり、目の前のおやつがなくなると、理性が登場。
そして、大量のお菓子袋(食べた跡。空けた袋の山。)を見て、激しく後悔。
こんなのを毎日繰り返してる。
特に生理前は食欲コントロールが効かず。
増える体重、変わる体型、悪化する健診値を見て、「食生活改善しなきゃなあ」と認識しているし、色々調べて実践して、知識や経験は身につくのだけど、習慣化・行動の定着は難しい。
仕事で疲れて家に帰ると、つい、イージーな方へ転がり落ちる。
今日もまた、「1週間よく頑張った、明日から3連休!」と、家でお酒をのみ、お菓子を食べ。。。
今日は仕事で「行動変容」についての講義動画を視聴。
わたしの暴食癖を直したくて、自分に応用できないかなあと思案。。。
「ナッジ」とは行動変容支援テクニックの一つで、
強制(〇〇をやりなさい/やっちゃダメ)や、インセンティブ(〇〇したら金銭、ポイント、ギフトをあげる)に頼らずに、人の行動を変えるというもの。
Nudge ”肘で小突く” という意味。
ナッジ理論は、2017年にノーベル経済学賞を受賞している。
世界中の公共施策、マーケティング、医療、色々な場面で活用されている。
ナッジの概念を理解するには、こちらの先生のHPに載っているマンガが分かりやすい。
人は、「理性」を働かせるには脳を使って判断する必要があるので、エネルギーを消耗し、疲れる。
だから、面倒そうなことには基本的には「直感」を使うようにできている。
ナッジは、
①ある行動をとるための障壁をできる限り取り除き
②その行動がとりやすいようにそっと押してあげる
という仕掛け。
坂道を上っているゾウの目の前に現れた障害物をどかし、
後ろから背中を押してあげるイメージ。
これを食欲抑制に応用すると…
①暴飲暴食回避行動の障壁をできる限り取り除き
・お酒やお菓子を家に置かない。
・手元や口がひまになる状況を作らない。=話相手を作る、お茶を飲むなど。
②その行動がとりやすいようにそっと押してあげる
・理想の食生活や体型を思い出しやすい環境にする。
=目標を部屋に貼りだす。スマホの待ち受け画面にする。など
・夕食後の行動スケジュールを固定化する。
=夕食後、何分以内に食器洗いと風呂、歯磨きを済ませる。など、考えなくてもそれが「当たり前」の自分ルール化する。
とかになるのかなあ、、、
(あくまでもわたし個人の思いつきです。学術的に間違っている可能性あり。)
と書きながら、これ全部、一人暮らしだと難しいなあと思った。
実家にいた時は、家族の目が合ったから暴飲暴食してたら何か言われるし。話相手もいるから、食後のんびりおしゃべりに夢中になってたら満腹感感じるし。
風呂入りなさいとか食器洗いなさいとか言われるから、自動的にそういう動きになるし。(これは半”強制”だからナッジとは違うけど、このように環境が違うということ。)
一人だと、自分で自分の環境をつくる必要があって、
そのためには理性をつかわないといけない。
疲れていたら、「今日くらいいっか」って甘やかしてしまって、お菓子を買ったり、夕飯後だらだらとお替わりをしたり。
うーーーん。
自制心を磨くには、まずは何からしたらいいんだ??
今日のおやつ
今日は、朝昼晩と、とても大量におやつを食べたけど。
そのうちの、好物のひとつ。
ココナッツビスケット!
先日マレーシア旅行で買ったもの。
3袋/箱 入ってる。
こういうの、途中で封を閉じられない体質で…
1袋あけたら一気に食べきっちゃう。(反省)
裏面のイラストがかわいい。
このお菓子の栄養成分表示に、成人の一日の目安カロリーも平気してある。
そのうちの何%か、とか意識はするけど、やっぱり理性が働かず、目の前の美味しいお菓子に次から次へと手が止まらない。