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【反省】統計検定2級不合格 その敗因は

 

本日、統計検定2級受けてきました

仕事で統計処理をソフトに任せすぎて、何が起きているか分からない状態に「これでいいのか?」と思い、統計のお勉強を決意。

 

www.toukei-kentei.jp

資格がないと勉強の範囲や深度が定まらないのと、つい後回しになってしまうので、受験を決意。

客観的に、「この人には統計解析任せてもよさそう」とある程度思ってもらえる指標を得るべく、受験を決意。

 

以前の記事で合格します宣言をして以来、隙間時間を見つけてコツコツと勉強しておりました。

frozen-3can-prototypinglog.hatenablog.com

 

結果は、不合格(エイプリルフールの嘘じゃないよ)

100点満点中、合格ラインは60点。私は54点。

統計検定2級の結果レポート

 

敗因をまとめます。

 

【不合格の原因】

1.勉強不足による知識の曖昧さ

2.CBT方式に向けたイメトレ不足による時間配分ミス

 

1.勉強不足による知識の曖昧さ

文字通り、勉強不足。

(1)数多の公式を覚えきれていない・理解しきれていなかった

直前にだいぶ詰め込んだけど、試験会場では、不慣れな環境と、本番ならではの焦りがある。

そうすると、曖昧な詰め込み記憶はやっぱり曖昧で、記憶に自信が持てない

 

特に私は、推定・検定の問題でに自由度がnなのかn-1なのかとか、曖昧だった。

確立・分布の部分でも、相関係数を算出する公式、1つは思い出せてももう1つが思い出せなくて問題が解けなかったりした。

 

勉強期間中「いつかやらなきゃ」とは思っていたけど、

さまざまな確率変数・統計量ごとに、いろいろと変形して表される複数の公式をまとめて理解しておく必要があったかな。

 

(2)過去問演習の量が足りなかった

声を大にして、これだけは言いたい。

「統計検定対策は、とにかく過去問が大事。」

 

私がやったのは、2017~2019年(年2回)の過去問を1周。全6回。

欲を言えばもっと数をこなすか、2周目をやりたかったけど、勉強時間がとれなかった。

 

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2017〜2019年] | 日本統計学会 |本 | 通販 | Amazon

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1周したのも、統計学の時間 | 統計WEBなどで基礎知識を学んでる最中(まだ理解・知識が未定着な時)に並行してやっていたので、

「よくわからんが、習うより慣れろだ!数こなそう!」的ながむしゃらな姿勢で解いていて、解説読んで分からないところは分からないまま通り過ぎてた。

 

試験直前2~3日くらいの追い込みで、やっと色んなことの理解が深まり、

この状態でもう一度解いて、「基礎知識はこうやって活用するのか」という理解を深めておきたかった。

 

中学とか高校の数学とか英語の教科書やテストでも

「基礎」と「応用」があるじゃん。

「例題」と「実践問題」みたいな。

「公式に数字入れるだけの問題」と「値を色々整理して式変形しないと解けない問題」みたいな。

「その単元で習った英文法そのまま虫食いに当てはめるだけの問題」と「過去に習った単元の知識も混ぜながら、全体を完成させなきゃいけない英作文」みたいな。

 

私の場合は、

前者はある程度まで仕上げられたけど、後者は練習が足りてなかった。

 

まあ、基礎ができてないと応用は解けないわけで、

取り組んだ順番は間違ってなかったと思うけど。

応用練習の時間不足ですな。

 

受験を決意してから受験日まで、1か月とってたけど、甘く見てた。

cbt.odyssey-com.co.jp

CBT(Computer based Test)方式の試験なので、全国各地の試験会場が週5~6で開催してる。私が受けた、近所のパソコン教室も多分に漏れず、週5開催。

だから、試験日はいつでも好きな日に設定できた。

 

試験に追われて焦り、色んな他のことが後回しになる生活が長く続くのが嫌で、短期決戦にしたくて、1か月にしてみた。

けど、この1か月、私は出張・旅行・飲み等々の予定が詰まっていて、勉強時間をなかなか取れなった。そんなスケジュールに目をつぶり、えいやで決めてしまったのが過ち。

 

「もっと先の日にすればよかった…」と何度思ったことか。。

常に追われる気持ちで半端ない焦りと隣り合わせ、睡眠削って何とか勉強して、正直、QOLダダ下がり。

 

私は、「自分を追い込んで短期決戦」よりも「生活の質をそこまで落とさず、メンタル保ちながらコツコツと息長く勉強できる」試験対策期間設定の方が合っていたみたい。

身をもって学びました。

 

 

2.CBT方式に向けたイメトレ不足による時間配分ミス

 

統計検定2級は、今は、100 % CBT(Computer Based Test)方式化されて、1人1人、1回1回、出題内容が違う。過去問も残らないし、出回らない。

だから、私たちが入手できる、解ける過去問は、PBT(Paper Based Test)方式で実施されていた、2021年6月分まで。(2020年はコロナで実施されず。)

PBTは会場で決められた日にみんな一斉に紙で同じ問題解くやつね。

 

PBTとCBTの違いは、こんな感じ。

 

  • PBT:1つの大問に2~3の小問がある。テスト冊子があるので問題を好きな順番で解ける。問題文や図表に書き込みできる。
  • CBT:基本的に大問はなく(わずかにある)、1問1答方式。問題は飛ばして後から戻ってこられるが、目次のような全問の一覧性がなく、いちいち「次へ」「戻る」をクリックしないと切り替えられない。問題文や図表に書き込みできない。会場指定のメモ用紙と鉛筆を使用。

 

CBTはどんな感じかわからずにいきなり本番を受けてみたら、目次のような全問の一覧性がないことに結構戸惑った。

目の前の一問を飛ばすことに、少し抵抗を感じてしまう。

「次へ」で飛ばしてしまったら、あとからきちんとこの問題に戻ってこれるのだろうか、と不安になるから。

右上に「☑後で見直す」というチェックボックスがあるので、いちいちココにチェックを入れれば、後ろまで進んだ後も「戻る」できちんと戻ってこられたのかな。

 

「さっき後回しにしようとした問題、どれだっけな」とかなりそうで、問題間の往復で戸惑いそう、と思い、極力”飛ばし”は使用しないようにしよう、と判断した私。

これが間違いだった。

 

前半、結構電卓たたく計算が多くてかなり時間を費やした。

「今まで過去問といてた時より、前半で時間くいすぎだなあ」とか思い始めると、目の前の問題文が頭に入ってこない。そう、これが

本番ならではの焦り。

 

しかも、段々計算用紙足らなくなってくる。

試験監督呼べば追加もらえたみたいだけど、残り時間足りない時に挙手して「すみませ~ん」とか言う暇も心の余裕もなし。

 

結局、最後の方、時間あれば解けた気がする問題に時間を充てられなかった。

本領発揮できるところで力を発揮して得点できるように、最初から容赦なく飛ばしていこう!

 

 

まとめ

以上、統計検定2級不合格に対する私なりの考察を長々と反省を書きました。

「経験者は語る」は受かってから言いたいところですが、

自分への戒めと備忘録を兼ねて。

 

と言いつつ、やっぱりここまで勉強して合格できないままは嫌なので、再受験します。

これから、ちゃんと過去問解きまくります。

日を開けると記憶がどんどんぼやけて行ってしまうので、4月中に再受験、かなあ。

 

受かったら、合格体験記書きます!